初フェリー、初新潟、既花火

※花火の話はしません
※旅行レポの文体が全然わからないので脳内Vtuberがしゃべってるのを書き起こしているイメージで書いていきます 適宜お好みの喋り手に読み替えてください

 新潟に1泊2日の旅行(8/3~4)に行ってきたので面白かったものの話をしようかなと思います。一週間以上ブログに書くのが空いてますけど、もちろんそんなに長くこの記事を温めてたわけじゃなくて、単純に書いてなかっただけなので思い出しながら書いてます。
 ちらっと見てブラウザバックする人もいると思うので、さきに今回の新潟旅行でいちばん面白かったものの写真だけ貼っていいですか? これなんですけど
花火大会を完全映画化した旨のチラシ 「一生に一度は行きたい花火大会」の完全映画化ってしていいんだ、っていう……。この映画そのものを見たわけじゃないんですけど、この「完 全 映 画 化」って文字列の並びが面白すぎて、ちょっとこのチラシが目に入ったときの瞬間最大風速が一番強かったですね……。red shita bigみたいな、そうそう。「打ち上げ、開始でございます」もだいぶいい味出してますよね。旅行でいちばん面白かったのがチラシっていうとちょっとカマし過ぎって感じかもしれないですけど、これ全然カマしてるわけじゃなくて、旅行自体はすごく楽しかったんですよ。このあといろいろ話しますけど。ただこのチラシは単純にめちゃめちゃ笑っちゃったのでいちばん面白かったな……っていうことで、最初に紹介させていただきました。ちなみにこのチラシは北越戊辰戦争伝承館ってところに置いてありました。このあとそこの話もちょっとするかもしれない。

 で、ここから本題に入ろうかな。さっき一泊二日って言ったんですけど、今回の旅行は正確に言えば二泊三日なんですよね。ただ、8/2の夕方のフェリーに乗って8/3の朝に新潟について、って感じだったので、新潟自体にいたのは一泊二日、という。
 このフェリー旅っていうのが私初めてだったんですよね。船旅してみたいな~とは前々から思ってたのでようやく、って感じで。このフェリーが体験として想像よりもかなりよくて、びっくりしました。なので今日話す内容のメインはかなりフェリーです。
連絡通路から見たフェリー  これは船に入る連絡通路から撮った船の写真ですね。荷物検査とかもとくになくて、入り口で予約したときのQRコードを見せたらスーッと船のなかに入れて、この時点でかなり感動してます。なんか空港とかって出発60分前には着いて荷物検査して、って結構工程が多いじゃないですか。スマホとかタブレットとか財布とかをいちいち取り出してトレーに並べるのもそこそこ面倒だし。そういうのがないのがすごく新鮮で、まあ同時にハイジャックの心配とかないんですかね……とかちょっと思いましたけど、今回は大丈夫でした。今回はね。
 それで船に入ったらいきなり豪華めなロビーが広がってて、なんかスチールパン演奏してる人がいる! みたいな部分でかなりテンションが上がりました。私は片道1万円ちょっとくらいのプランだったので正直もっとしょぼい何かを想像してたんですけど、船はけっこう大きいしファミリー用のウン万円するような個室もあったりするので、そういう人も使う共用部分というか、みんなが使う部分はかなり綺麗で広々としてて、いろいろ設備も充実してるんですよね。売店とかレストランもあるし、大浴場が無料で入れたり、エアロバイクとかランニングマシンが置いてあるスポーツルームとかもあったり、私は行かなかったけどカラオケとかもあるみたいです。
 私が乗ったのはらべんだあっていう船だったので、細かいところはまあリンク貼っておくので興味があれば見てください。→新日本海フェリー
デッキから撮った海  これは小樽港でデッキから撮った写真ですね。デッキにも自由に出られて、デッキに置いてあるテーブルでビール飲んで最高になってる人とかもけっこういました。
 まあ私が泊まったのはこういうカプセルホテルみたいなところだったんですけど、ここも案外というか、居心地はかなりよかったです。電波も悪いので横になってずっと文庫本読んでました。マジで図書館で延滞しまくってた本だったのでこのタイミングで読めてよかった……というカスの補足情報もありつつ、電波が適度にないので本を読むのに集中できる、っていう環境がかなりよかったです。本当にスマホとかを断たないと本が読めないことを痛感しますね。
カプセルホテル的な客室  あと、上にも書いたんですけど大浴場が無料で入り放題なのがよかったです。一応夜は10時まで、朝は6時からって案内はあったんですけど、朝の5時過ぎから空いてたので目安って感じなのかもしれないですね。夜に一回ささっと入って、サウナもあるけどなんだかんだ結局サウナって体に悪いらしいし入らないで終わりでいいかな~とか思ってたんだけど、あとからネットでレビューを検索したら「サウナに入ったあとに露天風呂で海風で外気浴できるのがよかった」みたいなレビューを見かけちゃって、「おい!!! それは入るしかないだろ!!!!!」と思って早起きしました。露天風呂は風はあったものの案外潮風って感じがあまりしなくて、磯臭さみたいなのも特になく、デカい海を見ながら風を感じられるのがかなりよかったです。
 あとこれは早朝の船内のいい感じのスペースです。時間が経つと缶ビールとおつまみを持ったおじさんが窓際の席に座って海を見ながら酒とつまみをやってるやつでほぼ全部の席が埋まってたんですけど、本当にそのための席って感じでした。もしまた乗る機会があれば自分もやろうかな……。誰もいない素敵な場所の写真ってあらゆる可能なことが描かれないままに描かれているので何かしらのイデアって感じがしていいですよね。 お気に入りの場所
 メインの話す内容は終わったのであとは新潟に着いてからの話をサクサク話していこうかなと思います。
 船の上で「新潟って何があるんだっけ?」って調べたらバスセンターのカレーが出てきたので、「あれ新潟だったんだ!」と思って、フェリーから出てすぐに向かってバスセンターのカレーを食べてきました。
 ご存じない方もいると思うんですけど、万代シテイバスセンターっていうところのカレーがB級グルメとして結構有名なんですよね。私は以前Youtubeで「バスセンターのカレーを再現する」みたいな動画を偶然見てて、それでなんとなく知ってました。メディアでもよく取り上げられているみたいで、ここの味を再現したレトルトのカレーとかも売ってるんですよね。
バカでかいカレー  朝10時くらいからけっこうな人が並んでたので気圧されつつ、「普通サイズだと足りないかもしれないし……」と思って大盛り(670円)を頼んだところものすごい量のカレーが来ていきなりフードファイトが始まったのでびっくりした。あとから調べたら大盛りだと1kg以上あるらしいので、大盛りを注文するなら覚悟しておいたほうがいいです。もちろん完食はしましたけどけっこう大変でした。もったり・甘め・やたらと黄色いの三拍子で、家庭的な蕎麦屋のカレーという感じの味。そんなに取り立てて褒めるほどの味ではないかな~って感じだったんですけど、旅のご飯ってわりとそういうところがありますよね。情報に踊らされるところも含めてツーリズムだぞ、という……
 そのあと、一日目は夜に花火大会を見る予定があったので、それまでの時間つぶしの場所を探してて、冒頭でちょっと話題に挙げた北越戊辰戦争伝承館に行きました。 「完 全 映 画 化」のチラシが置いてあったところですね。戊辰戦争って聞いてもネットミームくらいしか浮かばないカスのオタクではいけないと思って……。日本史選択だったので当然しっかり勉強したはずなのに本当に何も覚えてない。伝承館は一階に花火の資料、二階で戊辰戦争の資料が展示されてたんだけど、館内をトリセツのオルゴールアレンジが流れてて、戊辰戦争伝承館ってトリセツのオルゴールアレンジなんだってなりました。花火の玉の種類とか中の仕組みみたいな展示があってそこそこに面白かったです。二階の戊辰戦争の展示は、こういう小さな資料館にありがちなその地域で見つかった武器とかの資料を点で詳細に説明しているような展示なので、全体像とかを丁寧に説明してくれるものではないのだけど、そういうところも含めて「あるあるだな~」という感じでよかったです。あと「長岡藩はガトリング砲を含めて大砲を三十門有していたとされるが」みたいな文が書いてある資料が展示されていて、そうなんだ、となったりしました。
新潟の道  伝承館に向かう途中の道がだだっ広く田んぼ!向こうに山!って感じで、新潟だな〜〜〜となったのでよかった。
「人生 死んでも死んでも 大器晩成」と書かれた謎の掲示板  これは歩いてたらお寺(?)の入り口に貼ってあったマジでなんなんだっていう文章ですね。死が強すぎる。本当に何?

 二日目は新潟の十日町というところに行って、越後妻有里山現代美術館に行きました。「えちご/つまり/さとやま」と読むらしい。十日町市のあたりの地域は「妻有(つまり)」と呼ばれているみたいで、この美術館の略称のMonET(モネ)もMuseum on Echigo Tsumariということらしい。命名がかわいい。単純にどのアートもめちゃめちゃ面白くて、今回の旅行で一番行ってよかったな~と満足してる場所です。
 宝石の国のフォスたちが暮らしてる建物の中庭みたいな雰囲気の池があり、デカい蜘蛛の巣みたいなインスタレーションもおお〜って感じがある。 越後妻有里山現代美術館の中庭の池とインスタレーション  インスタレーションが多めで、黒いシリコーンオイルが天井から流れ続けてカーテンみたいになってる展示とか、色々な物が置かれた暗い部屋のなかをプラレールみたいな形で光源のついた電車が通ることで影絵を作っていくような展示とか、どの作品もけっこうびっくりするようなものが多くて、すごく楽しかったです。イリヤ・カバコフという旧ソ連生まれのアーティストの作品が絵画等を含め多く展示されていて、どれも印象的でした。下の画像は『16本のロープ』っていう、旧ソ連の圧政下で暮らす人々の会話のメモが「ゴミ」と一緒にぶら下げられている作品なんですけど、空間に生活を描写するっていう芸術の形なんだなということがとりわけ納得の行く形で伝わってくるというか、すごくよかったです。 16本のロープ: Why are you sleeping? Is my conversation so boring?  売店でいいデザインのTシャツを買ったりできたこともあり、「MonET、来てよかったな~~~」となりました。

「Cafe & Dining、つまり食堂」と書かれた看板  現代美術館が妻有(つまり)にあったということは、付近に「つまり食堂」という食堂があってもまあ不思議じゃないですよね。ただ、この看板は「『Cafe & Dining、つまり(接続詞)食堂』ってこと!?!?!?」ってなって面白かったという写真です。じわじわ来てもらえると嬉しい。ちなみにぜんぜんこの食堂にはいかないで、小嶋屋っていうお蕎麦屋さんで天ぷら蕎麦を食べて帰りました。おいしかったのでよかったです。

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